ブログやオウンドメディアなど、企業が記事コンテンツを制作して自社の製品や事業をアピールするケースが増えています。
しかし、「書く」ことに注力するあまり、「見直す」「チェックする」という工程が不足しているメディアも少なくありません。なかには誤字脱字をそのまま載せていたり、信用度の低い情報を載せていたりすることも。
今回は、記事コンテンツの充実度アップには欠かせない、2段階の校正についてご紹介します。
2段階の校正とは?
校正とは、一般的には「文章の誤りをチェックし修正する作業」と解釈されています。誤字脱字やコピーコンテンツとなっていないかをチェックする作業です。
ケーズオフィスでは、上記の校正を「1段階目の校正」(以下、「コンテンツチェック」)と呼んでいます。各ライターが執筆後に専用ツールを用いて確認を行っています。
多くの記事制作では、コンテンツチェックを行った段階でブログやオウンドメディアに掲載するのが一般的です。しかし、記事の正確性を担保し、ほかのメディアと差別化を図るためには、コンテンツチェックだけでは十分ではありません。
コンテンツチェックの後に行う「2段階目の校正」(以下、「品質チェック」)が重要になってきます。
品質チェックの重要性
品質チェックとは、誤字脱字や表記ゆれだけでなく、内容の適切性や情報ソースの信用度、同メディア内の他コンテンツとの矛盾などを確認し訂正する作業です。出版業界や印刷業界では「校閲」と呼ばれることもあります。
ツールひとつでチェックすることが難しいため、コンテンツチェックの場合とは異なり、文章を深く読み込むことが必要です。
ケーズオフィスでは、記事を執筆したライターとは別のライターが品質チェックを行っています。品質チェックこそが記事の正確性を担保し、より充実したコンテンツにするための重要な作業と考えているためです。
2段階の校正を怠ると生じるトラブル
コンテンツ制作を行うとき、「書く」ことや「作る」ことに注力するあまり、校正作業を怠っているメディアも少なくありません。
しかし、校正が不十分でないままコンテンツを掲載すると、思わぬトラブルを招く可能性があります。事実確認を怠ったまま報道し、番組中に謝罪コメントを出す報道番組を見たことのある方も多いでしょう。以下では、そのほかのトラブル例をご紹介します。
誤字脱字が多くコンテンツ全体の信頼度が低下する
記事内の誤字脱字が多いと、内容が正確に伝わらないだけでなく、ブログやオウンドメディア全体の信頼度の低下につながります。ほかの記事が正確に書かれていても、1記事の失敗で読者の離脱は進んでしまうでしょう。
誤字脱字のチェックはツールで簡単に行えるため、今すぐにでも導入して防ぎたいところです。
情報ソースが不適切で企業の信用度が低下する
インターネットには専門家や公的機関による情報から、一般の方が投稿する信ぴょう性に欠ける情報までさまざまなものが掲載されています。
そのため、適切な情報ソースをもとに記事を執筆しなければ、企業全体の信用度の低下につながります。事実無根の内容を記載した結果、名誉毀損など訴訟問題に発展するケースも珍しくありません。
校正を行う際は、内容の正確性だけでなく「どの情報をもとに記事を執筆しているか」もチェックする必要があります。
固有名詞や数字に間違いがあり関係者に迷惑をかける
記事内に登場する固有名詞や数字に間違いがあると、関係者に迷惑をかける可能性があります。企業の売上高や市場規模、個人名、電話番号などを記載する場合は注意が必要です。
とくに、数字は一桁間違えるだけで意味が大きく変わってきます。校正時には丁寧にチェックしたいところです。
内容が不十分でユーザーの行動の失敗につながる
記事内の説明や内容が不十分だと、そのままユーザーの行動の失敗に繋がる可能性があります。取扱い方法やレシピ、ハウツーなどの記事では、内容の正確性はもちろん、初めて触れる方にもわかりやすい工夫を施しましょう。
校正時には、内容をあまり理解していない第三者目線などを取り入れると良いかもしれません。
コンテンツチェックに活用できるツール

コンテンツチェックは目視だけでなくツールも活用するのが確実です。こちらでは、コンテンツチェックに活用できるツールをいくつかご紹介します。
Microsoft Word
記事の執筆にMicrosoft社のWordを使用しているのであれば、まずはソフト内の文章校正機能を使用しましょう。誤字脱字のチェックや表記ゆれの有無などを手軽にチェックできます。
校正のレベルを自由カスタマイズできるのが魅力です。記事のテイストに合わせてどの程度厳しくチェックするか変更しましょう。
Just Right!
「Just Right!」はワープロソフト「一太郎」を手掛ける株式会社ジャストシステムが提供している、有料の文章校正ソフトです。基本的なコンテンツチェックはもちろん、文章の長さや表現の洗練さなども確認できます。
オプションで「記者ハンドブック」を付けることができ、細かい設定をしなくても日本語の表記ルールから大きく外れることはありません。弊社では、こちらの「Just Right!」を校正ツールとして導入しています。
コピペリン
記事のコピーチェックをする際におすすめのツールが「コピペリン」です。有料ではあるものの、ユーザーインターフェースがわかりやすく、チェックの精度が高いのが特徴。少しでもコピペの疑いがある文章は、目立つように表示してくれます。
ケーズオフィスでは、「Just Right!」では行うことができないコピーチェックについて、こちらの「コピペリン」に任せています。
CopyContentDetector
「記事数もそれほど多くないから、コピーチェックツールは無料で使いたい」という場合は、「CopyContentDetector」(以下、「CCD」)がおすすめです。
CCDはWeb上で動く無料のコピーチェックツールで、文章を登録して「チェックする」ボタンを押すだけで簡単に利用できます。ただし、無料プランは4,000文字まで、という制限がある点は注意しましょう。
品質チェックまで自社で完結させるのは難しい
コンテンツチェックは上記のようなツールを用いてある程度自動化できますが、品質チェックはなかなかそうはいきません。情報ソースが信頼できるか、表現として適切か、他コンテンツとの矛盾がないかなどの点は、人の目や手を介在させる必要があります。
また、記事執筆と品質チェックの担当者は別であるのが理想です。記事の執筆者はテーマについて理解を深めるあまり、先入観や固定観念をもっている可能性があるためです。そのままでは、初めて情報に触れるユーザーには伝わらない記事になっているかもしれません。
しかし、社内で記事執筆と校正の担当をそれぞれ用意するのは難しい、というケースも多いでしょう。新たに人を雇うとなるとコストがかかります。
記事執筆はケーズオフィスにお任せください!
そんな悩みを抱えているのであれば、記事コンテンツの制作をケーズオフィスにお任せください。弊社では、執筆だけでなく2段階の校正まで行っています。
納品後お客様に行っていただくのは最終チェックだけであり、コンテンツ制作にかかる負担を大きく削減可能です。もちろん、修正点がある場合は弊社で迅速に対応させていただきます。
SEO対策に特化した記事執筆も行っておりますので、クオリティ重視のコンテンツ制作はぜひケーズオフィスにご依頼ください。