記事作成代行のケーズオフィス・新人ライターの飯田姫です!
Webライティング初心者の私とともに、読みやすく伝わりやすい文章の書き方について学んでいきましょう!
そうだ、Webライティングの勉強をしよう。
まずは、ライティングの勉強をしようと思い至った経緯についてお話します。
私が入社したのは2017年・秋……そう、ちょうどこの会社が「ライターを育てる」ことに闘志を燃やしていたころです。ライターの仕事がまったくの未経験だった私が幸運にも人柄の良さだけで(?)採用されたのは、会社がそんなテンションだったからでしょう。
しかし、もうすぐ半年が経つにもかかわらずまだまだ至らない点も多い私……これはいつまでも未経験という肩書きに甘えているわけにはいかないと、会社のためにも自主的にライターの勉強をしようと思った次第であります。(遅い)
言い訳させてもらえるなら、仕事とナワバリバトルが忙しくてゆっくり勉強する暇がなかったんです。本当です。
テンポよく読んでもらえる文章を目指す
記念すべき第一弾は、「テンポのいい文章」についてです!
文章としては間違えていなくても、あまりにも音のつながり方が日常的ではない場合、読者に不快感や疲労感、あるいは違和感を与えてしまいます。というのも、人が文章を読むときは、頭の中で声を出しながら読んでいるからです。歯切れよく軽快なリズムで読んでいける文章は読みやすいだけではなく、会話のように頭にも入りやすくなるのです。
そのため、テンポよく読める文章に修正したい場合は、声を出して読んでみて、引っかかるような部分をなくしていくのが一番手っ取り早いとのこと。しかし、この会社で実際に口に出して読もうものなら、すぐにチャットで「やばい奴がいる」と陰口が飛び交うでしょう。厳格な玉座の間のように落ち着きのある社内環境を乱さないためにも、音読なしでスラスラとテンポのいい文章が書けるようになりたいものです。
それでは、テンポのいい文章を書くために気をつけたいポイントを3つご紹介します。テンポよく読める文章にするために、読点の打ちどころは慎重に選びましょう!
読点は息継ぎのポイントと考えよう!
読点(、)は、多すぎても、打つ、位置によっても、文章全体の、テンポが、悪くなる上に、ある程度文章が長い場合は少なすぎても言葉の切れ目が分かりにくく読みづらくなってしまいます。
↑確かに読みづらいですよね。
なぜかというと、読点は文章を読む際の息継ぎのポイントの役割があるためです。頭の中で声に出して読んでいる時にも、無意識に息継ぎしているんでしょうね。
具体的な読点を打っておきたいポイントは、こんな場所です。
ひらがなが続き、言葉の切れ目が分かりにくい場所
× | 田中さんははっきりいってイケメンです。 |
〇 | 田中さんは、はっきりいってイケメンです。 |
複数のデータを羅列する場合
× | 3サイズは上から99㎝55㎝88㎝です。 |
〇 | 3サイズは上から、99㎝、55㎝、88㎝です。 |
接続詞の後
× | そしてこの男性の最大の魅力は~ |
〇 | そして、この男の最大の魅力は~ |
意味のまとまりを断ち切らない
× | 知識の、幅が広く、だれと討論しても、論破できるところです。 |
〇 | 知識の幅が広く、だれと討論しても論破できるところです。 |
一文の長さを意識しよう!
文章の長さに関しては、一般的に、40~60字に一文をまとめると読みやすいと言われています。(←この文章も43文字!)
「どんな・何が・○○だから・どうした」という主語と述語を基本とする文章は、一気に読まなければ意味が伝わりにくくなってしまいます。一文が100文字以上にもなってしまうような文章は、適当な場所を句点(。)で区切り、いくつかの文章に分けてみましょう。
× | 村田さんが人生で一番悲しかったことは、ご自身のCDが売れなかったことだそうですが、そもそも今はCDがなかなか売れない時代と言われており、実際にストリーミング配信とフリーダウンロードだけでグラミー賞を取ったミュージシャンもいるため、CD以外の販売方法を増やせば多少は未来も違っていたかもしれません。 |
〇 | 村田さんが人生で一番悲しかったことは、ご自身のCDが売れなかったことだそうです。そもそも今はCDがなかなか売れない時代と言われています。実際に、ストリーミング配信とフリーダウンロードだけでグラミー賞を取ったミュージシャンもいるのだとか。CD以外の販売方法を増やせば、多少は未来も違っていたかもしれません。 |
文章をいったん区切ることで、内容が格段に理解しやすくなったような気がしますよね!
韻を踏むのは3回までにしよう!
同じ音が何度もくり返されるラップの“韻”が心地よく聞こえるのは、そこに軽快なリズムが加わって歌詞がよりストレートに私たちのハートに伝わってくるからです。
正確には韻を踏むこととは別物ですが、ライティングの世界ではひとつの文章で同じ音を連続させると、ワンパターンで稚拙な印象になってしまいます。同じ音は3回以上くり返さないことに注意しながら文章を書くようにしましょう。
特にやってしまいがちなポイントは、同じ音の語句を多用したり同じ接続詞を続けて使ったりすること。また、「田中さんの頭の髪の毛の~」などと同じ助詞でつなぐことや、文末表現の「~です」または「~ます」も、ついつい3回以上続けてしまいがちです。
これらは、大体言い換えたり省略したりすることで解決できます。見直しの際にはぜひチェックしながら修正してみてください。
まとめ
実は、自発的にライティングの勉強を始めたみたいなことを冒頭で言ってしまいましたが、あれは嘘です。「ブログって何について書けばええんや」と悩む私に「こういうのどう?」と社長が渡してきた本のページに書かれていたのがこのような内容でした。これはおそらく、私の文章はテンポが悪いという社長からのメッセージでしょう。しかと受け取りました。偶然に見せかけて、このような機会を与えてくれたことに感謝します。
確かに私の文章は一文が長いし、接続詞でつなげ過ぎでは? と我ながら思うことはあったんです。本当です。これからは帰宅後のナワバリバトルの時間を少し減らして、ライターとしての戦闘力も高めていきたいと思います。「文章は書けば書くほど上達する」という言葉を信じて精進します。
それでは、次に私にブログを書く機会が回ってくる頃には、クライアントに引っ張りだこの売れっ子ライターになっているかもしれませんが、また機会がありましたら一緒にお勉強しましょう!